【50/100】クラウドサービスも考え物だったりするよね。
こんにちは、相原一希です。
なんでもクラウドにしたがる気持ちはすごいわかるんだけど、
個人的な意見としては、使用用途に応じてクラウド化する部分と、
オンプレミス環境でやるところを分けた方が良いと思ってます。
これはどことは言いませんが、某配信プラットフォームの話。
有名人の配信があると決まって負荷が過多になり、
配信が落ちたり、サーバが過負荷で落ちたりなんてことがまあよくあるんですね。
ここの場合は、GCPのプラットフォームを使って展開されていますし、
海外拠点もあるので、どうしてもクラウド化する必要があったと思いますが、
オールクラウド化するとどうなるか。
会社は予算組みして事業計画を立てますが、
それの中にサーバのトラフィックに応じてのGCPのインスタンスの規模を決めます。
だから、必然的に負荷が大きくなったので、帯域増やします!
ということが大前提としてできないケースが多いです。
もしそうなった場合社内稟議の案件だと思います。
こういう時には、オンプレミスで帯域が十分に確保できるバックボーン回線がある方が強い。
しかも、保守点検費用は発生しますが、常にサーバの性能の100%を使用するような状況下でない限り、サーバ側である程度のオーバーワークができますし、
ネットワークや配信サーバを各所に分散して配置しておけばディザスタリカバリーも早いです。
そして、今時通信量に応じて課金するのはナンセンスだとは思いますが、
業務用機器でそれがお金を生むのですから、そこはまあ当然といえば当然でしょう。
そういう保守要員や機材、メンテナンス、サーバ、ネットワーク機器等を資産として計上しなければならないし、導入費用が高額であるという点はデメリットではありますが、
オンプレミスで対応ができる状態が常にあるというのは、
ユーザビリティやユーザエクスペリエンスの向上もできるでしょう。
クラウド上で、すべてものが処理できてしまうことは非常に便利ですし、
障害対応なども必要ないですが、反面インスタンスの数、
CPU稼働状況による課金ベースになるので、
一気にトラフィックが増えても、
予算ベースで契約が決まっている場合は、例外的にインスタンスを増やして帯域を空けるということが不可能になります。
つまりトラフィック増加による過負荷、
オーバーロード時に接続を強制遮断せざるを得ない。
配信している側からしたら大迷惑であって、
見ている側からしても大迷惑で、イライラするということが発生するわけです。
そのあたりをどうも軽視しすぎている感が非常に否めないです。
つい先日も一向に画面がロードされない、配信に入ってもすぐ落ちる、
そもそもアプリがエラーを吐くなどが聞かれました。
そんなプラットフォームでいいのかと甚だ疑問です。
どうしても過負荷になることが容易に想像つく、有名人による配信などは、
オンプレミスで運用するなどの処置が必要になると思います。
もしくは、例外的に専用のインスタンスを設けるなど。
そこまでやって、ユーザエクスペリエンスを追求しなければ、
おそらくこの5Gが普及してきた時代には乗っていけない。
ただの守銭奴にしか見えないというギャップが生じるのです。
ユーザは今日も重いのか・・・。と思ってるよってこと。
資本主義、利益至上主義が行き過ぎるとこうなってしまうという悪い例です。
どことは言いませんが、そういう配信プラットフォームもあるよという話。
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